今日も推しが世界を救っている

推しへの愛が高まると文章にするタイプのオタク

あべさくというコミュニケーション~共通点ゼロの二人をつなぐもの~

おはようございます。あるいはこんにちは。あるいはこんばんは。ド新規オタクです。
あべさく記念日、おめでとうございます。

佐久間大介さんという沼に飛び込み、それをきっかけにSnow Manに落ちてから初めてのあべさく記念日ということで、佐久間担ならみんな考えたことのある「あべさく」というコンビについて考えていこうと思います。とは言ってもダラダラ感想書いているだけなのでガチ考察は期待しないでくれると嬉しい……。
なお、前述の通りド新規であるため蓄積してきたあべさくの知識などはないです!ファンの方のツイートやラジオ・雑誌で触れられていたエピソードをできる限り見てきたつもりですが、もしかしたら間違い等あるかもしれません(というか絶対ある)。その場合は優しく教えていただけると助かります。
基本のスタンスは「もしかしたらこうなんじゃないか?」というものですので、ふーんこんな風に思う人もいるのねくらいに捉えてください。
当方佐久間担あべさく厨であべさくという関係性を拗らせているため、オタク特有の誇張表現が頻出するかと思いますが半笑いで見守ってください。他のコンビやグループを下げる意図はありません。全部尊い

 

あべさくの魅力

初っ端から自分語りで恐縮ですが、ここからは私とあべさくの話です。興味無い方は飛ばしてね。
私がSnow Manにハマってからあべさくに気づくまでは意外とかかった気がします。それまで嵐一本のオタクだったのになんやかんやあって佐久間くんのダンスに惚れ、久しぶりにジャニーズの担当が増え、Snow Manというアイドルを知り、今のジャニーズはYouTubeチャンネルあるんか!?とビビり散らかし、佐久間くん中心にYouTubeを漁る日々。そんな中でコメント欄でよく見かける言葉、「あべさく」。

例の遅刻回ではコメント欄に「あべさく」がたくさん書いてありました。あべさく……あべさくか……その段階では私はまだあべさくの恐ろしさに気づいていなかったのです……(ホラー?)
佐久間くん関連のコンビで最初に気づいたのはめめさくだったかな……そもそも目黒蓮さんのビジュアルがどタイプで、担当とビジュアル推しの人がキャッキャしてたらそりゃ可愛いので見ますね……という感じ。
次、いわさく。すげー強面のゴツいお兄さんがふにゃふにゃの笑顔で佐久間佐久間連呼していて、あっこの人佐久間くんのこと大好きなんだな〜と認識。


あべさくって前述のコンビに比べるとシンプルに動画内でのスキンシップが少なかった気がします。阿部ちゃんは佐久間くんのことを肘置きにしないし(普通しない)。Snow Manはスキンシップが激しい人が多いから、どうしてもそっちに目が行く。それにどちらかというとツッコミ役の阿部ちゃんは奇行に走ることが少ないので(最近そうでもないけど)目立ちにくくて印象が強くなかった。だからかあんまり最初はピンと来なかったような。

しかし今はあべさく厨拗らせて大変なことになっています。最近は毎日ラヴィット終わりました!とさくまさんのジャージ。のすの日常The Movieを見て断末魔みたいな声を上げている日々。あべさくのことを考えるだけで胸が苦しい。助けてくれ。


あべさくの魅力は山ほどありますが、個人的にあべさくが好きな理由を一言で言えば、「阿部ちゃんの隣にいる時の佐久間くんが一番好きだから」。強火佐久間担なもので、自担が一番可愛いし自担のことをいつも見ています。そんな中で私が一番キラキラしてるなって思ったのが阿部ちゃんといるときの佐久間くんでした。
阿部ちゃんと一緒にいる時の佐久間くんって本当に楽しそうで、それでいてリラックスしていて、そして何よりもめちゃくちゃ幸せそうな嬉しそうなとろけるような笑顔を浮かべているんですよね……。目は口ほどに物を言うとはよく言ったもので、尊敬とか愛情とか信頼とかそういう感じの感情全部詰め込んだらああいう顔になるのではないかと思ってしまう。阿部ちゃんも、佐久間くんといる時は気が抜けている気がする。ラジオとかすのむびとか、佐久間くん相手だとなんか声が低くないですか?それだけリラックスしてるのかな。佐久間くんほど口に出して好き好き大好きって言わないけど、行動で示すタイプな気がする。私は勝手にめちゃくちゃ受け取っています。阿部ちゃんの佐久間くんへの愛は一回一回が重い。あとさっき挙げたラヴィット終わりました!のすのむび、あんな笑い方する阿部ちゃん初めて見たんですが!?佐久間くんはもうあからさまにふわふわしてて嬉しい!楽しい!大好き!!って感じでギュンギュン振り回してるしっぽが見えそうなくらいだけど、阿部ちゃんのあの目よ……もう、あれは"慈愛"ってやつでしたね……。そもそも目何回合うねん(21秒間で3回でした)とか、なんで阿部ちゃんの方が背が高いのに佐久間くんにスマホを持たせて自分は屈んで目線合わせてあげてるんだとか言いたいことは山ほどあるけど……(けど……)もう……なんか最終的にクソでかい愛じゃん……という結論に達してしまって……(?)
この二人は本当にお互いのことが大好きなんだなって思いました。いつもありがとうございます。

 

「共通点ゼロ」のふたり

で、こっから本題。あべさくといえば共通点ゼロの両思い。言わずと知れた、Myojoさんの神コピーである。いや本当にありがとう。このキャッチコピー考えた人に寿司を奢りたい。
あべさくってまあ確かに共通点が少ない。ゼロかって言われたら同じホモ・サピエンスだし、日本人で戸籍上男性の同世代同事務所同グループに所属しているからゼロではないけど……(野暮なツッコミ)それでも、いわゆる「似たもの同士」ではないと思う。
比較的高身長と比較的低身長、地黒と色白、院卒気象予報士資格持ちとお勉強苦手な人(だいぶオブラートに包んだ)、穏やかで大人しい人と元気で騒がしい人、勉強オタクとアニメオタク、身体が超硬い人と超柔らかい人、ざっと挙げただけでもこれだけある。
ゆうてどちらも自分の友達だったら「二人気が合いそうだから一緒に遊ぼうよー!」と声はかけない。
でもあべさくって色んな人から「仲がいい」って言われる。本人たちも相手への好意を隠しもしない。共通点はないけど何故か気が合う。あべさくの不思議。
大概人と仲良くなる時って、共通点から攻めていく。し、趣味が合う人とはやっぱり話が弾む。どれだけ人間的にいい人でも普段接しているものが違いすぎると世間話が尽きてきて天気の話に逃げる羽目になる(実体験)。
「正反対」とまで言われる人と、「親友」と呼べるまで仲良くなるのって、実はものすごく奇跡的なことなんじゃないか?

そしてそれは偶然そうなっているのではないと私は思う。

 

あべさくが他のコンビとどう違うのか?ということを語るにあたって、他のシンメを例に挙げたいと思う。
9人体制になってからシンメがあんまりガッツリ固定じゃなくなった気がするので、めめラウこじは除外させてくれな。ごめんよ大好きだぜ。


で、あべさく以外はいわふか、ゆり組がいますね。
ある時は最強シンメ、ある時はパパママと呼ばれるいわふか。磐石の信頼関係。
ゆり組、運命。生まれた病院から同じでここまで歩んできたのは流石に運命と言わざるを得ない。

あべさくがこの二組とどう違うかって考えた時、あべさくって「言わなくても伝わる」コンビじゃないなって思うんです。互いが努力して繋ぎ止めて、コミュニケーションをとらないといけない。

いわふかとかってまさに阿吽の呼吸で、同じ学校で過ごしてきたとかもあるけどマジで気が合うってか互いに似てるところが気に入ってるし、友達!って感じ。価値観が合うから一緒にいられるし近い感覚だから相手のことがよくわかる。ジャニーズのコンビでもよく見るパターンな気がする。細部はみんな違ってみんな尊いけどな!
片やゆり組。ここはもう、そもそも自己形成の段階から近い価値観になりやすい環境(親同士が仲良し、同じ学校に通い同じダンススクールに通う)だったのもあるのか、根本の部分が近似しているなと思う。切っても切れない関係というか、仲良くしよう!と思ってる訳でもないのになにか見えないもので繋がっているような。
しかしあべさくはこの二組とはいろいろ違う。それが一番顕著にあらわれたのが阿部ちゃんの「壁」の時期だったのかな。いわふかもふっかが演出として距離を置いた方がいい!って言った時にひーくんがまた変なこと言ってるな……と思ってまあいいやって了承したら勝手にふっかが戻ってきてて終了した話があったけど、これはあべさくではできないと思う。なんでかはうまく説明出来ないけど。
阿部ちゃんが壁張ってるって言った時、佐久間くんはなんでなのか分からない、阿部ちゃんのことがわからなくなっちゃったって言ってた。片方がコミュニケーションを拒否したら、それまでずっと一緒にいた仲であっても考えていることが分からなくなってしまう。もちろん状況も登場人物も違うので単純比較はできないけれど。

いわふかって、言っても傍目から見て共通点多い感じには見えない。でも、相互理解と信頼によって遠い場所でもボールを投げ合える、魁と殿になれる。言わなくても、見なくてもわかる関係性。なんかいわふかの記事みたいになってきたな。
「長年一緒にいるからわかる」やりとりはあべさくにもあるけれど、いわふかは「こいつならこう考えるだろう、こう動くだろう」が的中するパターンが多いのに対して、あべさくは「以前こう言っていた、こう振舞っていた」の蓄積データから解を導き出す方式が多いような。
持ち前の感覚はやっぱり似ていないのかもしれない。思考回路が似ているタイプではないと思う。

 

じゃあどうしてあべさくは仲が良いのか?何が二人をつないでいるのか?

 

あべさくのコミュニケーション

あべさく語ったらそれこそとんでもない量になると思うので、今回はあべさくのコミュニケーションの取り方について。私からすると二人のコミュニケーションの取り方はかなり興味深かった。勝手にここだー!と思った所を解説します。


①目を合わせる

あべさくってみんなの輪の中にいても突然二人の空間に入ること多くないですか?
私がそう感じる時は、大抵あべさくは互いの目を見て微笑みあってるんだよね。

あべさくってすごく頻繁に目を合わせている気がする。すのちゅーぶ見てても、ISLAND TV見てても、すのむびやFC動画見てても、とにかく目が合う回数が抜群に多い。前述のラヴィット終わりました!のやつもそう。カメラ相手にする商売なのに互いの顔をびっくりするぐらい見ている。

対大人数だったら「今あなたに向かって話していますよ!」のアピールのために目を合わせるのはよくあることだけど、1:1でずっと相手と目を合わせることってなかなかない気がする。そもそも動物は目を合わせることが威嚇行動であるため、人間もずっと目を合わせていると警戒心が働いたり居心地の悪さを感じたりするそう。*1相手の顔を見て話すって信頼関係がないと難しいけれど、逆に近すぎる存在になるとなかなかしなくなってしまうような気がする。出会って十年以上経っているのにその新鮮さを保っていることがまたあべさくの特異な点だと思う。

②経験の共有と、傾聴

あべさくって幼少期からずっと一緒にいたとか、同じ学校だったわけじゃないのに互いが互いのアイデンティティに多大な影響を与えているコンビだと思うんですよね。そうなるほど一緒にいたのがすごい。

阿部ちゃんが佐久間くんに引きずられてポジティブ思考になったという発言をしていたけれど、佐久間くんも少なからず阿部ちゃんに影響を受けていたことは間違いない。

佐久間くんの影響でアニメの知識が増える阿部ちゃん(それスノの花澤さんゲスト回で登場後びっくりした後真っ先に佐久間くんを見る阿部ちゃんにあべさくを感じました)、阿部ちゃんの影響で円周率がちょっとだけ言える佐久間くん(筆算も怪しいのに……)。一緒に水族館に行ったこと、一緒に旅行に行ったこと、互いの誕生日を祝ったこと。ふたりのエピソードの中にはたくさんの経験の共有がある。彼らの主体的な「経験の共有」は、彼らが一緒に何かをしたい!一緒に過ごしたい!他でもない相手とそうしたい!と思っていないと為し得ないことだ。

私自身大学に入ってから、毎日同じ場所にいるわけではない相手との関係性の継続って難しいんだな、と実感した。とにかく関係をキープしたいのなら、一緒に何かをしようとか、会おうとか言わないと会えなかったりする。それをしない相手とは自然と縁が切れてゆく。

ふたりは同じグループにいたとはいえ片や勉強に明け暮れている人と片やアニメオタクである。会う機会を作らなきゃそう簡単にプライベートでの仲は深まらないよね。

そしてただ同じ景色を見続けただけでは互いのアイデンティティに影響を与えることにはならないと思う。あべさくは特に佐久間くんに顕著だけどびっくりするくらい互いが話したことを覚えている。佐久間くんが披露する知識の中にどれだけ阿部ちゃんの影響があるんだろうと思う。阿部ちゃんの考えにどれだけ佐久間くんが影響しているんだろうと思う。

相手がいたら理系の話/アニメの話を分かってくれるのにと思うくらい相手なら話を聞いてくれるという信頼感がある。別に佐久間くんは理系じゃないし(なんなら1日を365分だと思ってたし……)、阿部ちゃんだって佐久間くんに勧められなければアニメそんなに観ないと思う。ラジオとか聞いててもなんとなく感じるのだけれど、二人ともしっかり相手の話を聞いている。聞き流してるんじゃなくて、自分の範囲を超えた相手の趣味の話にもしっかり耳を傾けている。

二人は人としてすごいし、それだけ互いに魅力を感じているってことなのかな。

 

③好奇心

あべさくの数少ない共通点として、好奇心が旺盛なことが挙げられると思う。その対象は違っても、知識欲が旺盛というか、新しい物を知りたがるし躊躇しない。

それが互いに向いているのがすごい。共通点が少ないからこそいつも新しい発見があって、それを知ることがきっと二人はすごく楽しいんだと思う。

普通は仲良くなりたての頃面白い!ってなってても、同じ人に会い続けていれば飽きるっていうか慣れる。新鮮に相手への興味を持ち続けるって楽じゃない。慣れないほど違う相手と一緒にいるのって結構苦痛だったりする。好奇心旺盛だからこそ違いを柔軟に受け止められるし、違いがあっても相手は受け止めてくれると思っているから一緒にいて落ち着く、安心する関係性になれるのかな。それってやっぱりすごいことだな。

 

おわりに

あんまりまとまった話じゃなくてごめんなさいね。

ここまであべさくのコミュニケーションや関係の特異性について話してきましたが、多分本人達は意識的に頑張った覚えはないんだろうな。ただ相手のことが大好きで、大好きな相手を大好きでいたいからこうなっているように思う。無理をしてつなごうとしたんじゃなくて、まず相手のことが好きだから。好きだから分かりたいし、近づきたい。

あべさくの好きなところは数え切れないほどあるけれど、その中で「違いを尊敬できるところ」は本当に素敵だと思う。誰もが認める仲良しの二人は、いつもお互いのことをキラキラした目で見ている。「阿部ちゃんはインテリで気象予報士の資格を持っていて、すごく頭が良いんです!」「佐久間はアニメと動物の知識が豊富なんです!」誇らしそうな顔で、尊敬と愛情がぎゅっと詰まった顔で相手を紹介している二人が大好きだ。

あべさくが出会ったことは奇跡かもしれないけれど、あべさくが今私たちの目の前まで続いているのは二人が愛情と尊敬の伴った行動を積み重ねてきたからだと思う。願わくば二人がずっと、私の大好きな笑顔でアイドルを続けてくれますように。出会ってくれてありがとう。